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魚が緑色に光ったら要注意-中国の「食の安全」で最新手法

ブルームバーグ):有毒物質に触れると緑色に光り、変形する小さな魚が、中国での製品の安全性向上に向けた最先端の取り組みの一つとして登場した。

中国の著名ベンチャーキャピタリストが支援する香港の新興企業バイタージェント(インターナショナル)バイオテクノロジーは、魚を使って1000種類を超える有毒化学物質を検出できる手法を開発したと発表した。病気を引き起こす汚染物質を医薬品や食品などのメーカーが特定するのに役立つ可能性があるという。

この技術は遺伝子を組み替えたゼブラフィッシュの稚魚と特殊な方法で発育に影響を与えたメダカを利用しており、人体に有害となり得る物質を事前に調べることができる。バイタージェント共同創業者のエリック・チェン氏によると、費用は300ドル(約3万6500円)で、検査期間は2日程度。この手法によって製品の安全確認作業を迅速化できる可能性があるとしている。

オーストラリアのモナシュ大学ヒューマンヘルス・リスクアセスメント豪センターの毒物学専門家ブライアン・プリーストリー氏は、「大量の毒物を迅速に検査するために魚を使うのは適切だ」と述べた。同氏はバイタージェントの開発に携わっていない。

バイタージェントの共同創業者シュエピン・チェン氏によると、同社が検査用に開発した魚は特定の毒物に触れると緑色に光り、一部の有害な化学物質にさらされると尾などに異常が生じる。

同社創業者らは特に食の安全分野にこの技術を適用しようと考えている。中国では一部の商品に信頼性が乏しい。エリック・チェン氏は「10年前には食の安全に本当の意味で注意を払う人はいなかったが、今では誰もがそれを最優先に考えている」と述べた。

原題:Green-Glowing Fish Are China’s Latest Product-Safety
Protectors(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Natasha Khan ,nkhan51@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:
Anjali Cordeiro
Jason Gale ,acordeiro2@bloomberg.net